リファレンス
Boeing 767-300F
中型ワイドボディの標準機。以下でペイロード、貨物室、ドアサイズ、主な用途を確認できます。
- 最大ペイロード
- 57,000 kg
- 貨物容積
- 450 m³
- 貨物室(長さ × 幅 × 高さ)
- 38.90 × 4.50 × 2.50 m
- 貨物ドア
- 3.40 × 2.50 m
Boeing 767-300F について
777F の約半分のペイロードを持つ中型ワイドボディ貨物機で、新造機のほか、旅客機からの改修機も数多く存在します。
インテグレーターのワイドボディ機材や、中距離貨物輸送全般の中核を担っています。ネットワークの貨物を集約するには十分な容量がありながら、777F では空きスペースが出てしまう路線でも満載にできるサイズです。
運ぶ貨物
機体の構造
- 客室設備を撤去し、パレットやコンテナを搭載できる床を備えたメインデッキ。胴体の前方または後方に、フルハイトのパレットが入る大型の貨物ドアがあります。
- 動力付きローラーとボールマットの床システム。積載済みのパレットを持ち上げることなく、作業員1人で所定の位置まで押し込めます。
- パレットの底部と噛み合うフロアロック。個別のラッシングなしで、飛行中の荷重に対して貨物を固定します。
- 操縦室の後方にあり、乗員と貨物室を隔てる強固なバリア。デッキ全体をカバーする煙検知・消火システムを備えています。
- メインデッキの下に残されたロワーデッキの貨物室。旅客機と同じ LD シリーズのコンテナを搭載できます。
選ばれる理由
- 航空貨物機材の中で最大のペイロードと容積を持ち、これこそが長距離航空貨物輸送を経済的に成り立たせています。
- 標準 ULD を搭載できるため、貨物は機体から離れた場所で組み立てられ、数分で機内に積み込まれます。
- メインデッキの高さがあるため、ロワーデッキには決して収まらない背の高い貨物や形状が不規則な貨物も搭載できます。
- 満載でも航続距離が長く、大陸間の区間をテクニカルストップなしで飛行できます。
予約前に確認すべきこと
- メインデッキ用ローダーとワイドボディ機に対応した駐機場が必要なため、取り扱える空港が限られます。
- ペイロードと航続距離はトレードオフの関係にあり、構造上の最大ペイロードで飛ぶ場合は通常、区間が短くなります。
- 貨物機の輸送能力は一部のハブに集中しているため、ルートによっては発着いずれかの端で陸送区間が加わることがあります。